2008年9月3日水曜日

陰謀論

もし陰謀論者の言う通りで一般人に及ばない陰謀(隠された知)があるとすればそれは、ユダヤ教の概念である「全能」(Omnipotent)を自己成就しようとしているのだ。少なくとも私はそう思っている。無限、全知、遍在、貪欲、皆殺し。エロヒムは「全能者」であることが先にあるのだが、この「オムニ」をあらわしていると言えよう。誰も秘密を知らぬように、そして自分の手からこぼれぬように操っているのが思い浮かぶ。渇いた土地に生まれた彼らはあらゆる欲に飢えているのだ。オアシスや砂の夢を見る彼らにとって全能者がいるということは「何でも有り」だから実体(偶像)も幻だろう。この世界は金融のようなゲームだ。

メーソンの創始者はニムロデ、ヒラム・アビフと諸説あるが、いずれもセム・ハム族である。ピラミッドもソロモン神殿もバベルの塔も不可能を可能にする「神」になろうとした象徴であり、石工が関係している(ロックフェラーも石と関係する名称だ)。人類は石器時代から皆石工だ。道具をシンボルにしていることも興味深い。「鎌と槌」にも通じそうだが、最古の文明をあらわしているのだろう。石も世界も砂のようにできている(唯物論)。ダヴィデの星もピラミッド(トリニティ)を重ねたものと言われる、第六感をあらわすとも。

メーソンのシンボルといえば「G」であるが、ゴッドに限らず、ガバメントやゴールドもあると思う。「C」にも似ており、Chaos、Cosmos、三日月ということであろうか。そして「O」がオーダーやオメガ、最良といったものをあらわすのか。メーソンの「G」(そして「C」)とOは「蛇」、「牛の角」をあらわしているとも。ギオンとか音も重要とか。