2008年10月31日金曜日

剰余価値

超越の価値とは「過剰」余価値のことである。超越とは余剰、基準から外れること、強いて言えば「区分」に対する「余分」(アウト)を言う。「極端」のことでは無い。極端は限界を示してしまっている。市場の動向は「神の見えざる手」であるから人間を超越し、疎外している。人間疎外を究極にまで押し進める資本主義は過剰な労働力、つまり、自らをも超越した労働力をつくりだす。そしてその「反乱」により崩壊する。この超越性はプロレタリアの肉体に内在している。つまり、これを否定するのでは無く、超越を「自己還元」させるのがコミュニズムである。「神」と自己を合一するのである。故に資本主義や市場原理の無計画的計画性(超計画性)を自己回帰(一般化、基準化、コモン化)させ、それを止揚し続ける永久革命機関の運動がコミュニ「ズム」である。