2008年1月19日土曜日

フランケンシュタイン・コンプレックス

大ロボット博がいい評判である。フランケンシュタイン・コンプレックスに取り憑かれている人間の一人である私でも人類の終末は認める。エリエゼル・S・ユドコウスキー氏と似たような位置にいるのかもしれない。人間対機械、疎外の恐怖は映画でいえばブレードランナーや2001年宇宙の旅など数々の名作を生み出してきたが、この図式はサイバーパンクの21世紀には足かせにうつる。でも資本力に比例する限りまだ情報技術にそこまでの力はない。とはいっても「人間に近づくロボット、ロボットに近づく人間」のような新しい意味づけも始っている。それにしてもフランケンシュタインはユダヤ人に多い名前ではないか?ゴーレムをつくる導師のメタファーか?フランケンシュタイン城の伝承も気になる。シェリーとバベッジの関係は?もっと議論するべきだ。