2008年8月31日日曜日

牛と蛇、そして神

旧約聖書で人類に知恵を与えたとされる蛇、神にその拡大を許されているリヴァイアサン。これもティアマト(バビロニア)やバアル(ウガリット)の怪物に原型がある。最も古い例だとシュメール人が蛇を信仰していた。古代エジプトのウロボロスもデミウルゴス(ヤルダバオート)も蛇である。ユダヤ陰謀論でも爬虫類星人(Repritian)が有名だ。この論者の多くが以前述べたZecharia Sitchinの著作に影響を受けている。ディノサウロイド(恐竜人間)やダイノトピアも考えられてるかもしれまい。中国の龍信仰は黄帝にもたらされたという。黄帝はサルゴンという説がある。牛と蛇が戦う二元論の最古の神話がアッカドのエヌマ・エリシュである。これが王が代わる度に詠唱されたというのが興味深い。爬虫類と哺乳類の違いからだろうか。マルドゥークとアシュルの構図は仏教に取り入れられたという。ヴェーダによるとダーサが龍を信仰していたとするが、古代インダスの遺跡だと角への信仰、牛崇拝だったという(ヴェーダの儀式で牛が大量に殺され、激減したことがある)。牛崇拝の場合、アラブかトルコあたりが起源とされる(最近ではセム・ハム族も言われてるより移動し無い、つまり、「ランドパワー」だったことがわかってきている(そもそもセム族自体がシリアの農耕民族である)。とするとタルムードの「シーパワー」はリヴァイアサン型のシュメール系ユダヤ人(それともフェニキア系?)ということだろうか)。アブラハムの故郷も「牛」であり、モーセの角も牛の角だが、どうやらモーセの方は「誤訳」らしい。バール神も関係あるだろう。

太○龍的ニューエイジ陰謀論的に整理してしまうと
ユダヤは両翼双頭を司る(ソロモンの指輪でも天使も悪魔も従わす)
職人としての科学的才能があり、ワシ鼻、丸い頭、母権的:ヘテ人(原ハッティ人)
商人としての才能があり、ジュリコの閉鎖性から思うに警戒心が強く計算高い、浅黒い、カイン?、父権的:カナン人(原カナン人)
アブラハム:ウル(牛族)系。先シュメール=ヘブライ人(原アフロ・アジア語族、エデンの園(アナトリア)から下りてきたメソポタミア北部のアッカド人、アモリ人、アムル人?)。シュメール人と関わりがあり、アブラム(ABRAM)もシュメール語であるらしい?。アブラムがアブラハムと化したのも父親がハム(父権的)であったからであろう。これで六芒星が止揚しているものがわかった。北(セム)と南(ハム)である。三日月の緩衝地帯でイスラエルが生まれた。あらゆる一神教の祖とも言える。後にとある者達とインドに移動。Abrahamに由来するのがヴェーダの宗教のBrahmanである。BrahmanのSaraswatiがAbrahamのSaraである。Abrahamの宗教であるということである。ワンワールド系、ジグラット系。
モーセ:エジプトのファラオと親しい蛇使い。出エジプトの時期が重なるのでアトランティス系かもしれまい。神通力、超能力者という点で仙人アガスティヤのモデルか。カバラを継承しつつ、二重性の国であるエジプト発祥の二元論(選民かゴイムか光か闇か生か氏かといったモーツァルトの魔笛宜しくの)から背教者や異教徒を敵視する選民思想(罰としての律法)、倫理的宗教としてのユダヤ教を確立した。ワンメサイヤ系、ピラミッド系。

哺乳類系ユダヤと爬虫類系ユダヤの交替支配?
「東西問題」(アシュケナジーとセファルディ)はよく知られてるが、「南北問題」が議論されていない。
六芒星もをあらわしているのであろうか。太陽暦(エジプト)と太陰暦(メソポタミア)、上流(アッシリア)と下流(バビロニア)、女性器(多神教)と男性器(一神教)。
サマリア人Samaritan=北イスラエル、ヘブル(エデン人)、シュメールSumerian
ユダヤ人=南ユダ王国、ジュー、セムを騙った「ハムの子孫」とされるハンムラビに従ったのでハム系か
ロック・フェラー=採掘労働者、石器文明からのギルド大棟梁、産業資本、ヘテ系
ロス・チャイルド=幼児虐殺者、呪われしカナンの末裔、金融資本、哺乳類を嫌う(母性が無い)、カナン系
インド=牛 (メソポタミアから住みに来てインド先住民と混血したドラヴィダ人、南インドに投資が集中)
中国=蛇 (文字から言えばキルヒャーが言うように中国はエジプトやフェニキア、クレタと似ている)
ということか?
こう見るとエジプト学派とコーカサス学派が対立しているのであろうか?
ベルウッドによると北レバントで文明が産まれたとか。 トルコ語があらゆる語族を兼ねていることを考えるとそれっぽい。
一方でシュメルが南アフリカの言語や黒人と似ているから南で産まれたとも言われている。
今日のイスラエルでも黒人に似たユダヤ人とトルコ人に似たユダヤ人が問題化している。
エラム人とアラム人?
セム・ハムも「アフロ・アジア」と学界で言い換えられたがその対立をあらわしているのか。
歴史でもテュルク帝国とアラブ帝国が競い合っている。
私は二項対立を制すホルス(全能の神)がいると思える。

牛といえばベヘモス(ベヒモス)だ(大陸国家と海洋国家、ソ連とアメリカのような関係)。農耕牧畜に由来するらしいが、元来搾取といえば家畜として牛から乳を搾り取ることを言った。この搾取へのアンチテーゼとして牛崇拝が考えられるかもしれまい。神の無限性は「惜しみ無く湧き出る母乳」に喩えられることもある。しかし、「黄金の子牛」が壊されたようにエロヒムに偶像はない、牛とか蛇とかを超越している、つまり、姿を見せない。ここが他と一線を画すところだ。心理学ではこれが「無意識」と結び付けられるが、「私は在る」「私は全能の神である」「最高、最強」「すべてを知る神」こそ神だ。まるでデウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神)の台詞であり、ニュートンがユダヤを偏愛したのも機械論からくる神の存在証明であろう。しかし、これにより「神の望むまま、何でも有り」(といっても自然現象崇拝ではなく、超自然的介入もあり)としてあらゆることが正当化される。ただし、アブラハムの子孫だけは選ばれたから都合を計らえてもらえるとする。カルヴァン主義が資本主義の精神だとヴェーバーが言ったが、実際はユダヤ教である。歴史も自分も技術(ヘルツの電磁波etc)や魔術(カッバーラ)で操られているから物質世界に幻滅するグノーシス的オカルトはその対であるといえよう。思えばエジプトでもメソポタミアでもヒエラルキー(中央集権)や世界帝国を最初につくったのがセム・ハム族だった。先住民は原始共産制に似た生活をしていた。あらゆるところで散逸遍在しつつ、宰相や顧問と重用されている。さらに近代で言えば大英帝国のディズレーリ、アメリカ合衆国のジェファーソン、ソビエト連邦のレーニンもユダヤ系(さらにテュルク・モンゴル系でもあった、レーニンも親しみを持ってトルコを援助した、タタール人とユダヤ人はハザールに見られるように関係が強い、DNA的にも言語的にも、ユダヤ人がつくった万国共通語エスペラントもモンゴル・テュルク系を思い起こす、ジンギスカンの子孫に重用されてユダヤ人のラシードゥッディーンがテュルク・モンゴル史を編纂するのも当然であった、そしてソ連の次にモンゴルが共産化したのもそうである。(初期であるとジンギスカンもたたえられた))であった。(清教徒革命のクロムウェルも親ユダヤ的だった)。歴史的に「権力」や「支配」といったものと縁が深い人々であろう。エロヒムは抽象性を極めた神でもあるが、人間の残酷さももてる神でもある。ソドム・ゴモラは古代のヒロシマ・ナガサキである。あのヒトラー(曰く原子物理学はユダヤ物理学で、大戦の経験やハーバーがつくったから毒ガスも嫌った)を唆したのもエロヒムかもしれまい。アブラハムやモーセの如く幻影と使命感に襲われたニーチェ(彼の著書には聖書のような語りもある)が言っている通り「民族主義国家の熱に浮かされることの愚劣さをユダヤ人に知らしめ、彼らをさらなる高みへと駆り立てられる」。