2008年2月3日日曜日

エイリアン

私が言うエイリアンというのはあのち*こ頭の宇宙人の映画でもなければ、お*り頭のニコチャン星人でもなく、エイリアネイション(疎外)のことだ。全人類にとってこれは最大の問題である。これらを提示したマルクスたちを本当に尊敬する。ハイデッガー本人曰く「世界内存在」「故郷喪失」というものはマルクスが疎外論で既に発見していたという。核戦争や宇宙人、ロボット、未知のウイルス、テロリスト、サイコキラーに襲われる恐怖はすべて疎外に収斂できる。これらへの対策は反銃規制やスターウォーズ計画のような防衛構想、ロボット工学三原則といった形であらわれるが、それでいいのか。疎外と闘える人々、つまり、良心ある女性、医者、ジャーナリスト、軍人、科学者は作品の中での話である。疎外は必然的なものである。もし核戦争の危機があったらシェルターで生き残るのは「政府、大富豪、カルト、ゴキブリ」だ。やはり下部構造から上部構造にシフトしない限り問題は消えない。疎外を無くすには共産主義しかないのだ。