2008年2月7日木曜日

手塚治虫は史的唯物論者という仮説

鉄腕アトムはアストロボーイになってることは知られてるが、お茶の水博士はプロフェッサーになっている。今回は手塚治虫と日本共産党の関係について拾った。ARTIFACTの昔の記事やWikiに色々書かれている。手塚は一見矛盾した発言を同日にしているそうだ。
日本共産党の党大会「これからは人間みんな平等な環境にならなければダメだと思います。」

自由民主党の党大会「今の世界自由競争が第一になくてはならないと思います。」

このダブルスタンダードは青木雄二みたい。青木の手塚治虫文化賞(手塚賞とは違うよ)の受賞は手塚先生が亡くなった後なので関係ないが、史的唯物論者だったという仮説はどうか。手塚先生はメトロポリスに見られるように階級闘争をある程度理解していたのではないか。それに共産党シンパでもそこまで騒ぎ立てることはない。宮崎駿だって赤旗で連載をしていたのだ。藤子不二雄同志も毛沢東に関心があった。というか、漫画とは関係ないが安部公房も小松左京も佐野洋(シンパ)も共産党だった。黒澤明も元々は日本プロレタリア美術家同盟の人で、史的唯物論の漫画化を実現した白土三平の教え子だった。これは建築家の丹下・黒川・磯崎、さらに最近では安藤がマルクス、ソ連、ゲバラ、毛沢東に興味を持っていたのと似ている。今はハインラインみたいになっている豊田さんも松本さんも関係があったような。それにしても火の鳥の未来編に出たようなコンピュータやドラえもんがあれば共産主義ができるのにな。いや火の鳥自体がソ連のせむしの仔馬に影響を受けてるのだが。