2008年10月9日木曜日

共産主義を数字で解く

マルクスは物事は階級(段階や層、分類といった)でできていると考えた。
これは非常に正しい分析である。「階級」はあらゆる学問の構造である。マルクスは総ての差別が無くなってあらゆる可能性が開花する世界を予測したのである(学際)。単一(神)であり、マルチチュード(多様共生)でもある究極の自由の王国である(一と多が矛盾背反無く共生しているのもマルクス的である)。一切が数字と考えたのはピタゴラスであるが、マルクスとピタゴラス、一見関係も無さそうであるが、この二人は共産主義の歴史では特に重要である。例えば共産主義の先駆者とされるプラトンはティマイオスから聞いたピタゴラスの「財産の共有」に影響を受けていた。では、共産主義と数秘学をアウフヘーベンするとどうか。

六つの段階に分けて説明すると、
一は神の創造、創世期
二は光と闇のぶつかり合い、戦争、動乱、冷戦、20世紀がまさにそうである、2000年もそうかと思われる、二が争うのは一への反動である。
三は、トロイカ体制、三頭政治、第三世界、第三の道、第三期、安定した時期かと思われる
四がアインシュタインの四次元、神聖四文字(テトラグラマトン)、ユダヤ・イスラム・キリスト・ヒンドゥーの四大宗教(私からするとどれもアブラハムの宗教)、四大人種(ネグロイド・コーカソイド・モンゴロイド・オーストラロイド)といった具合に世界を統一させる。キリスト教でも四極は神聖である。 ナラム・シンのように四海を制すということかもしれぬ。
五は共産主義である。ペンタグラムで述べたようにマルクスの誕生日5月5日、五芒星、五カ年計画、第五インターナショナル等を象徴。数字で言えば一と十の中間である。マルクスは共産主義で「前史」が終わるとした。二、三、四の何れでは無いということであろう。 所謂ソロモンの星、メーソンもシンボルとしている。 驚いたことに五大陸の五大文明(エジプト・メソポタミア・黄河・アナトリア・メソアメリカ)の国旗に五芒星があることである(ハラッパー文明が残るパキスタンの国旗も五芒星である、ただし、メソポタミアからの輸入でインダス文明があったのでメソポタミアに加える)。
六は大陸を分けた五芒星は中央に六番目があらわれる。六と五は一体である、この「六」という漢字と「☆」は似ている。四は海、五は大陸を制し、ダヴィデ六芒星はピラミッドと逆ピラミッドの重ね合わせ、空も地も制す。万物がハニカム構造でできている。五感すら超えてしまう第六感、五大陸も五惑星も五本の指も超える(尾?)、獣の数字。
宇宙は10、11次元でできていると言われる。 10と11はピタゴラスによるととても神秘的な数字である。10と言えば十戒である。十はJewに似ている。20世紀ではこの月に革命やクーデターが起きた。
前回ビジョンかマーヤーかで言ったように究極的にはこういった「ピリオド」(期)から外れたところに神(超越)があるのであろう。